「暑中御見舞」は中元の時期が過ぎてから贈る場合の表書きです。
問題はいつまで使えるのか、ということになります。 何故かと言うと、よく質問をされます。 贈り物に限らずハガキもです。
正しく言えば立秋までです。 しかし、関西方面の場合はお中元を贈るのが8月15日までということもあって、お盆を目途に考えてみましょう。(あくまでも、この地域の場合です)
というのもおかしいのですが、西日本の方の場合、暑中見舞いはお盆までに着くようにと考える方がほとんどですから、質問の内容も次のようになります。
よくお盆前ごろになってから、
「暑中見舞い(ハガキ)を出そうかと思っているが、今からいろいろ書いたりしてたら、お盆にかかるような、ぎりぎり間に合うような・・・・ちょっと微妙な感じで・・・急いで書いた方がいいものか・・・急げば失敗してまた時間がかかるし・・・これが迷うところで・・・こんな時どうしたらいいのか教えてもらえないだろうか」と。
こんな場合、私はいつもこう答えています。
“何もそんな微妙な時期に、気を揉みながら無理に出すこともないんじゃないですか? お盆休みの間にゆっくり書いて、「残暑御見舞」で出したらいかがですか?”と。(正しく言えば、迷うことなく残暑お見舞いなんですけど・・・)
すると「あ、なるほど!・・・そうか」と仰います。 そして、今まで悩んでいたのは何だったのか、ってな感じで颯爽と帰っていかれます。
皆様、いかがでしょうか。